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仏壇の処分方法6つ|閉眼供養のお布施と料金の目安、進め方まで

仏壇の処分方法6つと費用の違いを解説する記事のアイキャッチ

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実家じまいや引っ越しをきっかけに、仏壇の処分で手が止まっていませんか。仏壇は「供養をどうするか」と「本体をどう運び出すか」を分けて考えると、一気に進めやすくなります。

処分方法は6つあります。まず閉眼供養(魂抜き)の要否を決め、そのうえで引き取り先を選ぶ、という順番です。本記事では6つの方法を料金と手間で比べたうえで、お布施の目安、自治体に出すときの手数料、位牌や仏具の扱いまでまとめました。

タップできる目次

6つの方法を、供養への対応・費用の目安・向いているケースで並べました。費用だけで選ぶと供養が抜け、供養だけで選ぶと運び出しで困ります。両方を見て決めてください。

方法供養費用の目安向いているケース
①菩提寺・寺院閉眼供養からお焚き上げまで一括で頼めることが多いお布施1〜5万円+お焚き上げ料付き合いのある寺院がある/供養を重視したい
②仏壇店・仏具店提携寺院での供養をセットにしていることが多い店舗ごと(買い替え時は割安になることも)買い替えと同時に処分したい
③供養付きの処分サービス供養込みが前提サービスごと(小型は郵送対応も)菩提寺がない/遠方で寺院に頼めない
④不用品回収業者業者による。対応しない場合は先に済ませる単品5,000円前後〜/まとめて1.3万円前後〜他の家財もまとめて片付けたい/即日で進めたい
⑤自治体の粗大ごみ供養は自分で別に行う1,000〜2,000円程度(自治体による)費用を抑えたい/自分で運び出せる
⑥買取・リユース供養は別途必要なことが多い0円〜(値が付けばプラス)唐木仏壇・金仏壇で状態が良い
費用は各社・各自治体の公開情報をもとにした目安です(参照日:2026年9月23日)。

①菩提寺・付き合いのある寺院に相談する

法要をお願いしている寺院があるなら、まずここに相談するのが基本です。閉眼供養(魂抜き)から、仏壇本体のお焚き上げまで一括で受けてもらえることが多く、位牌や本尊の扱いも同時に相談できます。

注意点は、寺院によって対応範囲が違うことです。供養は行うが本体の引き取りはしない、という場合もあります。その場合は供養だけ寺院にお願いし、運び出しは④の不用品回収業者に頼む、という組み合わせになります。

②仏壇店・仏具店に引き取ってもらう

仏壇を購入した店や、近くの仏具店が引き取りに対応していることがあります。提携寺院での供養をセットにしている店も多く、買い替えにあわせてなら引き取り料が割安になるケースもあります。処分だけを依頼できるかは店舗によって違うので、事前に電話で確認してください。

③供養付きの処分サービスを使う

菩提寺がない、実家が遠方で寺院に足を運べない、という場合に使えるのが供養をセットにした処分サービスです。位牌や小型の仏具であれば、箱に詰めて送るだけで供養からお焚き上げまで対応する郵送タイプもあります。

選ぶときは、供養の証明(供養証明書や写真)が出るか、仏壇本体まで対応するか(郵送タイプは小型のみのことが多い)の2点を確認してください。

④不用品回収業者に依頼する

仏壇は大きく重いため、階段や狭い廊下を通す作業が発生します。運び出しまで任せられるのが不用品回収業者の利点で、実家じまいのように他の家財もまとめて処分する場合はとくに向いています。

ただし供養に対応する業者と、しない業者があります。対応しない場合は、先に寺院で閉眼供養を済ませてから依頼してください。各社が公開している料金は次のとおりです(参照日:2026年9月23日)。

業者プラン料金
ゴミ回収バスターズ単品回収5,000円以上から
くまのてくまトラSS(少量)税込13,200円〜
くまのてくまトラS(標準)税込25,300円〜
くまのてくまトラM税込44,000円〜
出典:各社公式サイトの料金ページ(参照日:2026年9月23日)。対応エリア・出張費の有無は業者によって異なります。

仏壇1点だけを頼む場合は、単品回収の下限料金がそのまま費用になります。逆に、タンスや家電も一緒に出すならトラック積み放題のプランのほうが1点あたりは安くなります。どちらが得かは点数次第なので、見積もりを取って比べるのが確実です。

業者ごとに料金体系も対応エリアも違うため、1社だけで決めずに複数社から見積もりを取ってください。一括見積もりを使うと、自分の地域に対応している業者だけをまとめて比べられます。

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個別に問い合わせたい場合は、くまのてやゴミ回収バスターズ、比較から入りたい場合は不用品回収の窓口も選択肢になります。業者の選び方そのものに不安があれば、不用品回収業者の特徴と利用するメリット・デメリットもあわせてご覧ください。

⑤自治体の粗大ごみに出す

もっとも費用を抑えられるのが自治体の粗大ごみです。ただし供養は自分で別に手配する必要があり、指定場所までの運び出しも自分で行います。

手数料は自治体によって違います。参考として、名古屋市は「仏壇」を粗大ごみの品目として定めており、手数料は1,000円(2026年9月まで)、2026年10月からは2,000円に改定されます(出典:名古屋市公式ウェブサイト粗大ごみ処理手数料の例/参照日:2026年9月23日)。

金額だけでなく、そもそも仏壇を粗大ごみとして受け付けるか、サイズの上限があるかも自治体ごとに異なります。申し込み前に、お住まいの市区町村の品目一覧で「仏壇」を確認してください。予約は収集日の1週間前までに必要な自治体が多く、日程には余裕を見ておくと安心です。

⑥買取・リユースに出す

唐木仏壇や金仏壇で状態が良いものは、リユース市場で値が付くことがあります。処分費用がかからないどころか、買取につながる可能性があるので、捨てると決める前に一度査定に出す価値はあります。

ただし、量産型の家具調仏壇は買取対象にならないことが多いのが実情です。おいくらのような一括査定を使えば、複数のリユース店にまとめて価値を確認できます。値が付かなければ④か⑤に切り替えれば済む話なので、先に確認しておく順番がおすすめです。

閉眼供養(魂抜き)のお布施はいくら包む?

閉眼供養は、仏壇や位牌に宿るとされる魂を抜き、ただの「もの」に戻すための儀式です。魂抜き・お性根抜きとも呼ばれます。法律上の義務はありませんが、気持ちの整理として行う家庭が多いのが実情です。

お布施には定価がありません。そのうえで、葬祭サービス各社が公開している目安をまとめると次のようになります。

項目目安備考
お布施(仏壇の閉眼供養)1万〜5万円
(2万〜3万円が中心)
寺院・地域・付き合いの深さで変わる
御車代数千円〜1万円自宅に来ていただく場合。お布施とは別の封筒に
御膳料数千円〜1万円会食を設けない場合。同じく別の封筒に
お焚き上げ料寺院・業者による本体の引き取りまで頼む場合に別途かかることがある
葬祭サービス各社が公開している目安をまとめたものです(参照日:2026年9月23日)。定価ではありません。

菩提寺がある場合は、金額を推測せず率直に尋ねて構いません。「みなさんどのくらい包まれていますか」と聞けば目安を教えてもらえることがほとんどです。お墓の閉眼供養(墓じまい)は3万〜10万円程度と、仏壇より高めの目安が示されることが多い点も覚えておくと判断しやすくなります。

仏壇じまいの流れ

順番を間違えると、供養が済んでいないまま運び出してしまったり、親族から後で異議が出たりします。次の順で進めてください。

  1. 親族と合意を取る。処分そのものと、位牌をどうするかを先に決める
  2. 中のものを確認する。位牌・本尊・仏具・過去帳・遺影などを取り出し、残すものと処分するものを分ける
  3. 閉眼供養の要否を相談する。菩提寺があればそこへ。無ければ供養付きサービスを検討する
  4. 供養を行う。日程を決めて実施。お布施は当日に渡す
  5. 本体を運び出す。①〜⑥のうち選んだ方法で引き取ってもらう

退去日が決まっている場合は、供養の日程が取れるかが全体の律速になります。寺院の都合もあるため、2〜3週間の余裕を見て相談を始めてください。

仏壇の種類で選べる方法が変わる

仏壇は大きく3つに分かれます。どれに近いかで、買取に出す意味があるかどうかが変わります。

種類特徴買取の可能性
唐木仏壇黒檀・紫檀などの銘木を使った伝統的なつくり状態が良ければ期待できる
金仏壇内部に金箔・金粉。主に浄土真宗系で使われる状態が良ければ期待できる
家具調仏壇(モダン仏壇)洋間に合う現代的なデザイン。量産型が多い付きにくい

サイズも判断材料になります。仏間に据え付ける大型のものは、そもそも自力で運び出せず、粗大ごみに出すこと自体が現実的ではありません。大きい仏壇ほど、運び出しまで任せられる④の不用品回収業者が現実的な選択肢になります。部屋から出せない家具の扱いについては部屋から出せない家具を処分する方法もご覧ください。

位牌・本尊・仏具はどうするか

仏壇本体と中身は分けて考えます。本体を処分しても位牌は残す家庭、両方とも整理する家庭のどちらもあります。

  • 位牌:残す場合は手元供養や別の場所へ。整理する場合は寺院での永代供養、またはお焚き上げ
  • 本尊・掛軸:寺院に相談するのが基本。宗派によって扱いが異なる
  • 仏具(おりん・燭台・花立など):金属製は自治体の分別に従う。供養を希望するなら本体とまとめてお焚き上げへ
  • 過去帳・遺影:家系の記録として残す家庭が多い。処分する場合もお焚き上げが選ばれる

不用品回収業者に頼むときは、「お焚き上げに対応しているか」を必ず確認してください。対応していない業者に仏具まで渡してしまうと、供養されないまま処分されます。神棚も一緒に整理する場合は神棚を処分する方法とやめたいときの捨てるタイミングや料金が参考になります。

処分前に確認したい4つのこと

  • 親族の合意:複数の親族が関わる場合、処分してからでは戻せません。先に話を通す
  • 搬出経路:集合住宅ならエレベーターの有無、階段の幅、仏壇の高さと奥行きを業者に伝える
  • 引き出しの中身:通帳・実印・現金・保険証券が入っていることがあります。全段を開けて確認する
  • 日程:供養の予約、粗大ごみの収集日、業者の空き。退去日から逆算する

3つ目は見落としがちですが、実際に仏壇の引き出しから重要書類が出てくることは珍しくありません。運び出す前に必ず全部開けてください。

依頼先を探すときの注意点

不用品回収の依頼先を探すとき、ポストに入っている「無料回収」のチラシや、無許可で営業する業者には注意が必要です。後から高額な追加料金を請求されたり、回収したものを不法投棄されたりする事例があります。

仏壇のように「捨てにくいもの」を扱うときほど、相手を確かめてから依頼してください。見分け方とトラブル事例は次の記事にまとめています。

仏壇の処分についてよくある質問

  1. 仏壇の処分方法は?

    仏壇の処分方法は6つあります。
    ↓
    ①菩提寺・付き合いのある寺院に相談する
    ②仏壇店・仏具店に引き取ってもらう
    ③供養付きの処分サービスを使う
    ④不用品回収業者に依頼する
    ⑤自治体の粗大ごみに出す
    ⑥買取・リユースに出す

    くわしくは「仏壇の処分方法6つを比べる」をご覧ください。

  2. 閉眼供養(魂抜き)のお布施はいくらですか?

    仏壇の閉眼供養のお布施は1万〜5万円、中心は2万〜3万円が目安とされています。自宅に来ていただく場合は御車代として数千円〜1万円を別の封筒で用意します。お布施に定価はなく、寺院・地域・付き合いの深さで変わります。菩提寺がある場合は率直に目安を尋ねて構いません。

  3. 閉眼供養をしないで処分しても大丈夫ですか?

    法律上の制約はありません。ただし気持ちの整理として行う家庭が多く、親族の意向が分かれることもあります。処分を決める前に親族の合意を取っておくとトラブルを避けられます。

  4. 仏壇は粗大ごみに出せますか?

    多くの自治体で粗大ごみとして受け付けています。たとえば名古屋市では手数料1,000円(2026年9月まで/2026年10月からは2,000円)と定められています。ただし受付の可否やサイズ上限は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村の品目一覧で確認してください。供養は自分で別に手配する必要があります。

  5. 仏壇だけを不用品回収業者に頼めますか?

    対応している業者は多くあります。ただし単品回収には下限料金があり、たとえばゴミ回収バスターズは単品回収を5,000円以上からとしています(参照日:2026年9月23日)。他の家財もまとめて出すほうが1点あたりは安くなるため、点数を整理してから見積もりを取ってください。

  6. 古い仏壇でも売れることはありますか?

    唐木仏壇や金仏壇で状態が良いものは、リユース市場で値がつくことがあります。一方、量産型の家具調仏壇は買取対象外になることが多いのが実情です。捨てると決める前に一括査定で確認し、値が付かなければ回収や粗大ごみに切り替えるのが無駄のない順番です。

  7. 位牌も一緒に処分していいですか?

    仏壇と位牌は分けて考えます。位牌だけ永代供養として寺院に預ける家庭も、両方を整理する家庭もあります。本尊や掛軸は宗派によって扱いが異なるため、寺院に相談してから決めてください。

仏壇の処分方法!まとめ

仏壇の処分は、①親族の合意 → ②中身の仕分け → ③閉眼供養の要否 → ④本体の引き取りという順番で進めます。供養と運び出しを分けて考えれば、どの方法を選んでも迷いません。

  • 供養を重視するなら①菩提寺、菩提寺がなければ③供養付きサービス
  • 他の家財もまとめて片付けるなら④不用品回収業者(単品5,000円前後〜)
  • 費用を抑えたく、自分で運び出せるなら⑤自治体の粗大ごみ(1,000〜2,000円程度)
  • 唐木仏壇・金仏壇で状態が良いなら捨てる前に⑥買取査定を確認

実家じまいのように仏壇以外にも処分するものが多い場合は、婚礼タンスの処分や電動ベッド(介護ベッド)の処分もあわせてご覧ください。まとめて依頼したほうが、1点あたりの費用は下がります。

アイキャッチ写真:Sharath G./Pexels

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